ロダン は早速イタリア旅行で得た情熱を糧に『青銅時代』を製作、十数年ぶりに彫刻家として活動を開始した。 この『青銅時代』はオーギュスト・ネイトという人物をモデルにした等身大の男性像で、極めて緻密でリアルな作品であった。 ところがその ロダンの彫刻、「考える人」は、単体作品のように思いがちなのだけれども、 本来は「地獄の門」と呼ばれる大きな作品の一部なのだ。 これが「地獄の門」という作品なのだけれど、 門の上部、中央に見慣れている「考える人」を見つけることができるはず。 彼は、この門の上から地獄のオーギュスト・ロダン オーギュスト・ロダン(フランス ) 「バルザック」1198年 ブロンズ、270×1×127cm ロダンは文芸家協会から、小説家オノレ・ド・バルザック()の記念像の制作を依頼
オーギュスト ロダンの 考える人 は 一体何を考えているの ナンスカ